仕合わせ暮らし@タイランド

~タイの生活、日々の想いを綴ろう!~

バスの中で出会った喜び

帰宅するためにバスに乗っていたときのこと。

 

途中のバス停で、ちょっとした人集りができている。何事かと思って窓からみていると、お姉さんたち小さな容器に入った何かを配っているようだ。

バスが信号待ちで、ちょうどそのバス停に止まった。すると、バスの乗客も料金徴収のおじさんも、お姉さんたちが配っているモノを受取るために立ち上がり、バスのドアや窓越しにそのモノを受け取っている。

 

お姉さんたちが配っていたモノ、それはジェルアルコール。しかも無料で配布している。

消毒用のアルコール類は、ここバンコクでは、最近どこにでも売っていて手に入りやすいので、私は貰わなくてもいいかな〜と思い、席に座ったままでいた。すると、同じバスの席が近かったおばちゃんが、私に目配せしている。

「あなた、もらわないのか?」

あたかもそう言いたげな目で、私に向かって手を動かしているので、この流れではもらわないと!と思わず立ち上がる私。

すると、すぐさまおばちゃんが、ジェルアルコールを配っているお姉さんにバスの窓から声をかけて、窓越しにジェルアルコールを受け取り、私に渡してくれた。

そして私は、「ขอบคุณมากค่ะ(コップンマーカー)」といって受け取ったのだった。

 

↓もらったジェルアルコールがこちら↓

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帰宅してジェルアルコールをちゃんと確認して分かったのだが、配布していたバス停のすぐそばにある"Chiva-som"というマッサージ&美容学校のお姉さんたちが配っていたようだ。現在学校はコロナ対策の一環で閉鎖しているけど、学校にあったジェルアルコールを小分けして配ってくれていたのかな。

 

今はあちこちで手に入るジェルアルコール。でも、お店で買えば50〜70bahtぐらいするもの。それを無料で配ってくれている心意気に嬉しくなった

裏面には、しっかり手の洗い方も印刷されていて、なんと素晴らしい。もらった私もこれを見て、しっかり手を洗おう!って改めて思ったしね。(きっともらった人の多くは、私と同じように思ったに違いない。)そして何より、もらった人みんなが笑顔になっていたことが忘れられない。嬉しいことだ。

 

こんなステキな善意にひょっこり出くわせたことが嬉しく。。。そしてジェルアルコールを配ってくれただけでなく、心をほっこりさせてくれたお姉さんたちに感謝!!!

 

コロナコロナでうんざりすることも多いけど、世の中悪いことばかりじゃないなと感じられた出来事だった。