タイのスーパーマーケット情報① Big C(ビッグシー)
Tesco Lotus(テスコロータス)と並ぶ庶民派スーパーマーケットのBig C。
タイの大手財閥TCCグループ系列。
大型店舗の”Big C Extra””、中型店舗の”Big C””、コンビニサイズの”Mini Big C”まで、さまざまな規模の店舗をタイ全土に展開している。
スーパーマーケット”Big C”の特徴
※あくまでも個人的な主観での特徴
価格帯:◎
:グルメマーケットやトップスと比較すると、全体的に安め。感覚としては、テスコロータスと同価格帯の印象。
青果:○
:価格は安いが、新鮮なもの&日が経ったものも混ざっているので、日付や鮮度は確認して買ったほうがいい。マイナーな野菜はあまり置いていない。オーガニック野菜も最近入荷が増えてきている。
精肉・鮮魚:△
:鮮度はあまり期待できない(特に鮮魚)。青果と同様、日付は要確認。薄切りの豚肉を置いていない場合がある(冷凍にはある)。精肉は豚と鶏が中心だが、最近はオーストラリアや米国産牛肉の取り扱いも始めている。
日配(デイリー):○
:タイ料理に使う商品は種類豊富。他国の料理の商品は少なめ。卵は、6個入りなど少ない量のパックをあまり置いていない。高級スーパーほどではないが、チーズやハムの種類は多め。
グロサリー:○
:お菓子や調味料(タイ料理の)の種類は豊富。商品は、もちろんバラでも売っているが、1ダースや6個パックなどのまとめ売りのものも多く、値段もバラより安い場合があるので、まとめ買いをする際には便利。
日用品:◎
:品揃えは十分。特に、洗濯や掃除の用品は品揃えが豊富で、タイの大手メーカーのあらゆる種類の商品が購入可能。定期的にセール商品を回転させて販売しているので、いつも買う商品は、セールの時にまとめて買っておくのと便利。
日本の食材:△
:豆腐などデイリー食品は、種類が少なめ。輸入食材コーナーには日本からの輸入品(調味料・菓子など)が置いてあることも。日本米も購入可能。
”Big C”でのおすすめ
- フランスパンなど、ハード系のパンが安いわりに意外と美味しい!(総菜パンはそうでもないが・・・)。個人的には、パンコーナーに売っているバナナカップケーキもおすすめ(なんと1個6baht。セールの時は4bahtになることも!)。
- バラマキお土産のお菓子がまとめて買える。全店舗ではないが、トムヤムクン味のポッキーやヤードムなど、観光客用のお土産お菓子がパックで売られているのでお土産購入にはおすすめ。
- 大型店舗にある、import product(輸入食材)コーナーのセール品が狙い目。たまに輸入品が激安で売られていることがあるので、Big Cに行ったときにはついでに覗いてみるのもありかと。また、タイ料理以外で使う食材や調味料で、探している商品が見つからない場合は、この輸入食材コーナーにある場合もある。
- 大型店舗では、お皿やタッパーなどの家庭用品から家具・家電、服、おもちゃなど一通りのものは揃っているので、引越しの際やまとめ買いの際には活用しやすい。
- "besico"というオリジナルブランド?を展開していて、家具や寝具、家庭用品などを購入できる。値段の割にはシンプルでデザイン性が高い商品が多く、コスパよし。
主な店舗の所在地
Big C Stores (中型店舗)
- Big C Rajdamri(ラチャダムリ):Central World(伊勢丹)の向かい、The Marketの隣にある店舗。観光客が多い地域なので、お土産の種類が豊富。BTSのChit Lom(チットロム)駅またはsiam(サイアム)駅から徒歩5~10分。
- Big C Ekkamai(エカマイ):日本人が多く住むアソーク~エカマイエリアにある店舗。BTSのEkkamai駅から徒歩10~15分。同じ敷地内に、60bahtショップのWattsやインテリア用品店のindex living mallもあるので、家庭用品などをいろいろ揃える際に便利。
Big C Extra Stores(大型店舗)
- Big C Extra Onnuch(オンヌット):ローカル感も少し混じるオンヌットにある店舗。BTSのOnnut駅から徒歩10分。近くに市場やマッサージ街もあるので、タイの人々の生活や活気を感じたい人にはおすすめ。
- Big C Extra Rama 4(ラマシー):ラマ4通りに面している大型店舗。通りを挟んで向かい側にはテスコロータスもあるので、両店舗に行きやすい。MRTのQSNCC(クイーン・シリキット・ナショナルコンベンションセンター)駅またはBTSのPhrom Phong(プロンポン)駅から徒歩15~20分。
会員カード&ポイント
- Big Cardという無料会員カードがある。お買い上げ1bahtで1pointが貯まる。(タバコやアルコール飲料など一部除外品あり。)
- 通常ポイントの有効期限は毎年6月末で、特別ポイントの有効期限は45~60日。
- 貯まったポイントは、金券や商品との交換、飲食店での割引などに使える。
- 金券は、2,000pointで10baht・5,000pointで30baht・10,000pointで70baht~となっていて、支払いの際にレジの人に「ポイントを使いたい」と言ったらその場でポイント消費分だけ割引処理をしてくれる。(確か、水曜日だったかは、ポイント交換額が2倍になるよ~とサービスカウンターのお姉さんが言っていたような・・・。)
- カードの申込は、店舗のサービスカウンターまたはBig Cのアプリから申込可能。申込後、実物のカードはなく、レジで支払の際に自分の電話番号を伝えるか、アプリ内の仮想カードを提示するかをして、ポイントが加算される。
↓Big C アプリ↓
オンラインショップ
オンラインでも注文可能。1,500baht以上で送料無料、500baht以下だと79baht、501-1500bahtだと59bahtの送料がかかる。
セール品を含め、店舗と同じ価格で購入でき、ポイントも加算される。外出できない時や、お水やジュースなどの重いもの&トイレットペーパーなどかさばるものを買いたいときに便利。
上記のBig CアプリまたはBig Cのオンラインサイトから購入可能。
タイ・バンコクの季節~ベストシーズンはいつ?~
年中暑いタイ。
四季がないので「時の流れ」に鈍感になってしまい、日本の四季が恋しいと思うこともあるが、約2年半住んでみると、一年中同じ暑さではなく、暑さや季節に変化があるということに気付いた。
そこで、いつがタイ・バンコクのベストシーズンなのかを考えてみた。
タイの季節は、大きく分けて3つの季節からなる。
暑期(3月~5月)
雨期(6月~10月中旬)
乾期(10月下旬~2月)
暑期は、字のとおり1年で一番暑い時期。
とにかく暑い。うだるような暑さが朝から晩まで続き、とりわけ昼間は、暑さのピークで外出を躊躇してしまうぐらいだ。
風がある日はまだマシなのだが、風があまりない日も多いので、日中は室内でも余裕で30℃は超える。雨もたまにしか降らないので、暑さが和らぐこともほどんどない。
今年はCOVID-19の影響で延期となったが、毎年4月に行われるタイの旧正月ソンクラン(水かけ祭り)もこの時期だ。ソンクランに参加したいという希望がある人以外は、暑期に観光でタイを訪れるプランはあまりおすすめしない。
ちなみに今年は2月29日に暑期入りして、現在は暑期真っ只中。
雨期は、雨が多い時期。
毎日のように雨が降る。
しかし、日本の梅雨時期のように一日中雨が降り続いていることはめったになく、だいたいは小一時間程度のスコールが降って、そのあとはカラッと晴れていることが多い。ただし、短時間でも降水量が非常に多かった場合や、雨が半日など続いた場合には、道路が冠水してしまうこともある。
2011年には、洪水が起こり、甚大な被害が出たのもこの季節。
洪水が起きてしまうとどうしようもないが、住み慣れてしまうと、スコールや多少の冠水は何とも思わなくなり、暑期よりは雨季のほうが過ごしやすいと感じている。スコールがくる前には、風も強くなり、雷が鳴ったり、雨雲に覆われたりする前兆があるので、それをキャッチしてとりあえず屋内に入るようにすれば、雨で濡れることもあまりない。
観光時期でいうと、雨期は、後半になるにつれて降水量が増してくるので、始まりたての6月7月あたりが狙い目かもしれない。ただし、タイのビーチリゾートに行く人は雨期は要注意。風が強いのでボートは揺れることが多いし、スコール後の海は砂などが舞って水中も濁っている。
乾期は、雨期とは対照的に雨が全然降らない季節。
1ヶ月に1回雨が降るか降らないかぐらいの頻度で、気温も他の時期より2~4℃ぐらい低くなる。
たった2~4℃の差だが、暑期と比較すると格段に涼しい。特に朝晩は気温が下がることもあり、肌寒いと感じる日もあったりする。(そんな肌寒い日が、タイの人にとっては激寒の日なので、コートや毛糸の帽子を着ている人を見かけることも。)
乾期がダントツ過ごしやすい!と言いたいところだが、近年は乾期になるとPM2.5の大気汚染が深刻化している。
初めて乾期を迎えたときは、霧がかかっているのかと勘違いしたほど、空はどんよりしていて空気が悪い。呼吸器系が弱い人やアレルギー体質の人はすぐに症状がでるし、そうじゃない私でさえも一日中街中を歩いていたら、のどが痛くなる。(排気ガスの影響もあるとは思うが。)
PM2.5の影響が顕著なのは、バンコクよりも北部のチェンマイやチェンライのようで、今年は特に深刻なようだ。原因は、中国の大気汚染が流れてきていると思いきや、自国の産業排気や野焼きが主犯格のようで、タイの問題が浮き彫りになっている。
逆に、タイ南部のプーケットといった地域はPM2.5の影響が少ないので、南部を訪れる時期は乾期がベストシーズンと言えるだろう。
そうやって考えると、タイ・バンコクのベストシーズンっていつなんだろう?(ベストシーズンなくない・・・?)
自分の感覚と経験だけで言うなら、11月がベストシーズンかな?というかんじだがどうだろうか。雨も少なくなり、気温も少しずつ下がってきて、PM2.5もまだマシな気がするのだが。感覚と実際の数値は合致しているのか確かめてみた。
バンコクのPM2.5の47ケ月間の汚染指数(一部抜粋)↓
緑色が低指数で、色が赤に近づくにつれPM2.5の汚染が進んでいるということ。
Note: the daily AQI is based on the 24 hours average of hourly readings.
これを見ると、11月が乾期の中では一番数値が低く、つまりは空気の悪さも12月~2月よりはマシということがわかる。自分の感覚がズレていなかったことに一安心。
雨期は、雨によって汚い空気が少しは浄化されるようだ。雨って自分が濡れるのは嫌だけど、やっぱりとてもとても大切。
タイ・バンコクのベストシーズン、私の結論!
11月 >10月後半 >6月&7月
タイの天気(気温・降水量・服装)については、
amazing Thailandのサイトに詳しく説明があるので、そちらもおすすめ。