理美容院の営業停止⇒再開の動きから自宅カットに挑戦
5月3日より、一部施設の営業が再開されたタイ。非常事態宣言はいまだ継続中ではあるが。。。
バンコクで規制が緩和されたのは、主にこの４つ↓
- 飲食店の店内飲食再開。（ただし、テーブル間で１ｍのスペースを空けての営業。デパートやショッピングモール内の飲食店は、引き続きテイクアウトとデリバリーのみ可。）
- 市場や小売店といった独立店舗の営業再開。（デパートやショッピングモール内の店舗は引き続き停止中。）
- 公園や屋外のスポーツ施設の再開。（ただし、チームプレーではないスポーツ等に限る。）
- 理美容院の営業再開。（ただし、カット、洗髪、ブローのみ可。）
3日の午前中に街を歩いていると、早速テーブル席を設置して営業を再開している飲食店やお客さんの髪をカットしている理美容院をちらほら見ることができた。（といっても、大通り沿いではなく一目につきにくいローカルの理美容院は、コッソリ営業していたところもけっこう見かけたのだが。）
今回の営業停止措置で、理美容院の営業停止には困った人も多かったのではないだろうか。特にカットの回数が女性より多いであろう男性陣は、1ヶ月以上も髪を切れないとなるとかなりの痛手ではなかっただろうか。アパートの警備のお兄ちゃんも、髪が伸び切って爆発していたしな。
日頃から美容院嫌いな私は、なんの影響も受けなかったのだが、夫の散髪にはどうしようか・・・となってしまった。そこで浮かんだ選択肢が次の３つ。
選択肢① 理美容院が再開されるまで待つ
選択肢② こっそりカットしてくれる理美容院に行く
選択肢③ 自分でカットする
さあどっちだ！ということで、夫が選んだのは③の「自分でカットする」だった。
しかし、我が家にある散髪用の器具といったら単純なカットばさみのみ。そこでLazadaでバリカンをポチっと購入。お値段179baht。安すぎて本当にカットできるのか不安ではあったが、ずっと頻繁に使い続けるものでもないし、高いものを買ってもな～という気持ちもあり、物は試しだ！ということで購入してみることに。
4日ほどで届いたバリカンがこちら。
メーカー名：Kemei 型番：KM-619
聞いたことないメーカーだが、Lazadaで"Kemei"で検索するとバリカンや髭剃りがたくさんヒットしたので、海外では有名なのかな。本体と、英語表記の説明書、3㎜/6㎜/9㎜の長さが選べるアタッチメント、ACアダプター、メンテナンス用のオイルとブラシも入っている。パワーは弱そうだが、一応ちゃんと充電もできて作動もOK。
早速YouTubeでバリカンの使い方の動画を見ながら、見よう見まねで夫の髪をカット。目指すはツーブロック↓
最初は9㎜のアタッチメントを使って、おそるおそるカットしていたものの、慣れると気持ちよく切れてくれるのでおもしろくなってきた。ただ、あまり考えずにカットし始めたため、刈らなくていい部分まで刈ってしまって、少し歪みができてしまった・・・でも私の髪じゃないし気にしなーい（笑）。
夫もちょっとの失敗はそこまで気に留めず、伸び切っていた髪が短くなったのでスッキリした様子。こうして初自宅カットは無事終了。
これに気をよくした夫は、先週末、今度は6㎜のアタッチメントで刈り、さらには上の部分の髪まで短くすると言い出すではないか。下の髪を刈るぶんには、機械が動いてくれるだけなので特別な技術はなくても簡単にできてしまうのだが、髪全体の長さを短くカットするとなると話は別。「失敗しても知らんぞ」と念を押して、購入したスキばさみでやってみたのだった。
理美容院の営業再開が決定したので、失敗したらプロに直してもらえばいいと夫は思っていたに違いない。それなら、最初から理美容院行きなよという気もするのだが、それは面倒くさかったらしい。
プロから見たら、雑で歪んでいたりするのが一目瞭然なのだろうが、私も夫も細かいことはあまり気にするタイプではないので、とりあえず自宅カットは成功！ということにしておきたい。以前から人の髪を切ることにちょっと興味はあったものの、素人に切らせてくれる機会も人もなかなかなかった。今回の理美容院営業停止が、私のその小さな好奇心を満たしてくれたということか。
ただ、これ以上自分で切ってしまうと、目を瞑っておけた小さな歪みやデコボコが全面的に主張してくること間違いなし（笑）。次回は、プロにお任せしてちゃんと髪型を整えたほうがよさそうだ。
最近たまに見かける、長い髪でその内側が短く刈られている髪型も、このバリカンでできちゃうんだろうな～と、心の片隅でちょっとやってみたいという好奇心が芽生えたのだった。暑いタイでは、涼しそうでいいかもなんて思ったり！
